すぎゃーん日記

つれづれに

2017年を振り返る

今年はどんな1年だったか振り返ると

趣味

なんといっても一番大きな出来事は「ヲタ卒」。

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そんで新しい趣味を始めて。

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今後もしばらくはこれを続けていけそう。

健康

今まで罹ったことのない謎の胃腸炎に2回もやられた。

それ以外は大きな病気や怪我は無かった、はず。

発表・執筆

機械学習によるアイドルの顔認識はデータセット収集は続けているものの それほど大きな進展は無く。

ただ、昨年までの実績や知見もあり、色々な方面で声をかけていただいたりして 発表や執筆などをさせていただいた。

3月にシンガポールに行かせていただいたり

2 days in Singapore - すぎゃーん日記

8月にはbuildersconで1時間枠で喋らせてもらったり

builderscon tokyo 2017 に参加した - すぎゃーんメモ

京都にも行ったり

Kyoto.なんか #3 - connpass

そしてWeb連載にも参加させていただき

機械学習で遊ぼう! APIサービスやTensorFlowを使ったサンプルレシピ集|Tech Book Zone Manatee

あとはこちらが来月に…

TensorFlow活用ガイド[機械学習アプリケーション開発入門]

TensorFlow活用ガイド[機械学習アプリケーション開発入門]

色んな経験が出来て勉強になりました。

文章を書いたり人前で喋ったりするのはやっぱりニガテで まだまだ経験や能力が不足しているなぁと痛感…。

2018年は

とりあえず東京を離れて京都に行くことにはなっているので、

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年明け早々から忙しくなりそう。 その先は一体何がどうなるか分からないので ドキドキワクワク。

プログラマ定年と言われる年齢になってしまったけど、元気に頑張っていきたいです。

ドラクエ11をクリアした

ついに、ようやく、ロトゼタシアに平和が訪れた。

過ぎ去りし時を求めて」ってタイトル、深すぎる… 終盤まで全然意味わからん

9月に実家に帰ったときに父親が買っていてプレイしていたのを見かけたので ついつい始めてしまい、まぁ2泊くらいの間でクリアできるわけもないし途中までやって満足して終わるか〜 くらいのつもりだったのだけど、「ふっかつのじゅもん」というステキなシステムがあり 別端末でも途中の状態ほぼそのままで続きからプレイできてしまう、ということだったので、ついつい帰省を終える帰路で自分でソフトを購入して続きから始めてしまった。

寝不足にならない程度に少しずつ進め、ようやくレベル73くらいで真のエンディング?まで。 ベロニカたん可愛くて最高

まだ残ってるクエストがたくさんあるし装備やアイテムも全然集めきれてないけど、とりあえず一区切り。




幼少期に父がプレイしていたドラクエ2復活の呪文で平仮名を覚えた、という僕は まさにドラクエとともに生きてきた世代であって。 6まではすべてやり込んでいて 7が大学受験のシーズンで 合格してから始めたけど途中で挫折したんだっけかな。 8も途中までで 9, 10にいたってはまったく触ったこともないけどw

でもとにかく 1〜3のロト3部作とかはすごく思い入れがあるので この我々世代のおっさんにはすごい響くものがあったんじゃないだろうか。 逆に1〜3とか過去作品を知らない人にとってはどういう評価になるんだろう?とも思う

ていうかこれ、完全に集大成の最終作品だよね… もう12とか次シリーズ出ないでしょ

最高傑作!と絶賛できるほど素晴らしいものかどうかは分からないけど、良い作品だと思いました。楽しかった。

ヤングスナック芹奈

以前通って推していたアイドルの子が、今年7月からスナックのママをやり始めていて。

www.diamondblog.jp

そこそこ話題にはなっているらしい。

20歳の現役アイドルが経営してる飲み屋「ヤングスナック‐芹奈‐」に行ってきた! | 地下アイドル総合サイト

ライブの現場には行かなくなったけど、こういう場はちょっと行ってみてもいいかな、と思って 初めて行ってみた。

いちおう3年くらい前からちょいちょい現場には行っていたけど 今年は1月のグループ卒業のライブを見に行ったあとは6月に1回会いに行ったきりで 4ヶ月以上ぶりだったけど、ちゃんと顔も名前も覚えてくれていて、思った以上に色んな話ができて楽しかった。

料理も美味しかったし、やっぱり推していた子が好きなことやって楽しそうにしている姿を見るのは嬉しい。

年内にもう1回くらいは行っておきたいな、という気持ち

移住進捗

京都の物件は適当に探し中。 住んでた同僚から幾つか「ここ良いんじゃないすか」ってオススメしてもらった物件をもとに、不動産屋さんにメールで問い合わせて似たような物件を紹介してもらってる。 来月くらいに実際に行って内見できたらいいかなー。

今の家は1月で2年契約の更新だと思っていたけど 今日きいてみたら来年6月までの契約になっていたらしい。 1ヶ月以上前に退去の通知をすれば大丈夫らしい

なんか京都に移住することになった

所属している会社が 京都に開発拠点を新設する、と先月末のイベントで発表した。 僕はその情報は特に知らなかったし、聞いても「へー、そうなんだ」くらいに思ってて あまり関係ない出来事だと思っていた。

そんな中、今週に入ってから 実際に京都オフィスに異動することが決まっている人とかと雑談してるところで 「東京キライだし、僕も京都に移住したいっすわー」 って適当に発言したところ、 「お? 一緒に行きます???」 ってなって、なんかいつの間にか上司に話がついていて、上司の上司にも話がついていて、突然具体的な話が始まってしまった。 仕事的には今のプロジェクトをリモートで続けてくれてれば問題ないらしい。

まぁ実際のところ東京にたいしてこだわりは持っていなくて、ごみごみしている大都会が嫌いなのも事実だし、 今の家に住み始めてもうじき6年、2年ごとの契約を更新するかどうか考えていたところだし 家庭も持ってなくて特に移住を拒む理由もない… 別にいいかな、と。

地元の仙台からは今以上に離れてしまうが… と思ったけど 昨日実家に帰る用事があり ついでに両親にちょっと話してみたところ 「むしろ京都に遊びに行きたい」とノリノリで、 もう本当に誰も僕を引き止める人が居ないww ってなり、マジで移住しちゃいますかね、という感じで話を進め始めた。


…ていうのが、この3日間での出来事。

それなりに大きな会社になっているのに、こんなにスピーディーに事が運ぶっていうのもすごいな…と思いますね。 僕個人としても常にフットワーク軽く生きていきたい気持ちがあるので、こういう面白ネタが来たら躊躇わず飛び付いていこう、という姿勢で 受けてみることにしました。

とりあえずは基本的には今やってる仕事をリモートで進めつつ 関西での人材確保に協力していく、という感じで 変わらずエンジニアリングは続けていく…はず。


年内くらいに住むところを決めて、年明けからは引っ越して新拠点の立ち上げに関わっていく、という予定になりそう。 その後どれくらい居ることになるんだろう、期間については何も話に出ていないので 基本的にはずっと居る感じになるのかな、、

京都で嫁探ししないとな〜


東京の唯一すばらしい点として色んなスゴい人に会いやすい、というのがあると思うので 年内のうちに都内で会える人に会っておきたい気持ちですね。

よろしくお願いします。


参考リンク

https://linecorp.com/ja/career/kyoto

将棋を始めた

ドルヲタを辞めた - すぎゃーん日記 というのを書いてから 約3ヶ月。

なにか新しい趣味は〜 と模索していたところ、@ くんとかに誘われ 周りに将棋をやっている人も結構多いみたいだしやってみるか、と手を出し始めてみた。

3月のライオンとかも読んでて面白かったし 俺もひなちゃんと結婚したいし。


対局はまだまだで ようやく棒銀というのを少し覚えた程度、ぜんぜん勝てない。

まずは とにかく筋トレ、と思って主に詰将棋を解く練習をしている。 3手詰がようやく一通り解けるようになって 5手詰をうんうん唸りながら数十分かけてようやく解く、くらいの感じでやってる。 たった3手や5手 と思ってほぼ総当たりで考えてるつもりでも全然抜けがあってなかなか正解に辿り着けなかったりするし、そういう問題がたった数種類の駒から無数に紡ぎ出されていて すごいなー、と


日本将棋連盟のページには毎日詰将棋というコーナーがあって 毎日1題ずつ詰将棋の問題が掲載されている。 これを毎日cronでChatに貼り付けるスクリプトを書いたりしてみた。

f:id:sugyan:20171011231458p:plain

この世界には.kifという独自の、正直良いフォーマットとは思えないけど とにかく棋譜を表すフォーマットがあるようで 「毎日詰将棋」の各問題にはその問題に対応する.kifファイルへのリンクが貼られている。

これを雑にparseして、その盤面図を表す画像を生成できるようなモジュールを書いた。 最近はGo期なので折角なのでGoで。

github.com

go-shogiとかshogi-goとかだと めっちゃ紛らわしい名前になっちゃいそうだし、シンプルにshogiでいいよね。


んで、これを使って任意の盤面図画像を生成できるWebサービスに。

https://shogi-img.appspot.com/

世の中には CSA標準棋譜ファイル形式 というコンピュータ将棋向けの棋譜フォーマットもあるようで、正直こちらの方がすっきりしていて分かりやすい。 これの開始局面を表すフォーマットを参考に、URLのpathに指定することで任意の盤面を作れるようにしてみた。

https://shogi-img.appspot.com/P-22KA/P+99KY89KE/P+00KI/P-00AL

f:id:sugyan:20171011232516p:plain

という感じ。

kifをparse -> CSAに変換 -> 繋げてURLに とやれば詰将棋の問題を示す画像URLがポンっと投げられる。便利(?)


せっかくなので詰将棋の自動解答とか問題生成もプログラム書いてみたいし、 今日みかけたのでは ARKitとMachineLearningを組み合わせてカメラ上で数独を解くっていうのがあって これの将棋版とか出来たら面白そうだし取り組んでみたいところ。

https://blog.prototypr.io/behind-the-magic-how-we-built-the-arkit-sudoku-solver-e586e5b685b0


あとはまぁコンピュータ将棋とかも素人がどれくらいのものを作れるものなのか分からないけど 出来れば挑戦してみたいなーと思ったり。

無理矢理プログラミングと結び付けなくても普通に楽しめるとは思うんだけどw とにかくネタには困らなそうだし無限に勉強することがあってハマれそうな気はしている。


プログラマ10年目


2008年9月1日、僕のプログラマとしての人生がスタートした。

2007 - 2008

2007年4月、地元の大学院を修了。上京して大手のSIerに新卒として入社した。

就活は適当、だったつもりは無いけど これといって強い意思は持っていなくて 何となく、という感じでIT系を選んでいた。

200人以上の同期たちと一緒に約半年にわたる新入社員研修、同時に配属先でOJT、という感じでとても手厚い教育制度があり それはそれは良い会社だった。 配属先での主な仕事はソフトウェア製品の動作テストなど、だったと思う(正直あんまり覚えていない)。 コードを書く仕事ではなかったけど、開発職や研究職に近い配属だったこともあり ちょっとしたプログラミング研修も受けたりした。

学生時代にも一応プログラミング演習の授業や修了研究でもちょっとしたものは書いていたので素人ではなかったけど、そのときはそこまで興味を持つ対象ではなかったし、それほど真面目に勉強したことはなかった。 優秀な同期に教えてもらいながら受けた研修、その後も自主開催していた社内勉強会的なものに参加して色々教えてもらい、プログラミングの面白さ・奥深さをそこで改めて知った気がする。

プログラミングに興味を持ち、Perlの入門書を買って自分で勉強し始めたりした。

インターネットの向こう側にはプログラマとして活躍している人たちが居ることを知り、そういう人たちに憧れるようになっていった。 id:amachangさんの「IT戦士の作り方」というスライドに心動かされ、「ウェブ進化論」という本を読んでワクワクした記憶がある。内容はもうどちらも忘れてしまったけど…。 とにかく、2年目社員になる頃には「プログラマとして生きていきたい!」と思うようになっていった。

Twitterを始め、はてなダイアリーも作って技術メモを書き始めた。

その頃の話を6年くらい前に書いたっけ。

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その会社に居てもプログラマとしてのキャリアを歩める可能性もあったけど、どうせならプログラマしか居ない環境に移ってしまえば、と 転職を考え始めた。

とはいえコネも何も無くて他に選択肢もなく、普通に転職エージェントに登録。

第二新卒という扱いで見てもらえる部分はあっても、それにしても実務経験も実績も無い素人なんて採ってくれるところはそうそう無く。

社員15人くらいの所謂ベンチャー企業にたまたま拾ってもらえたけど、今思うと本当に奇跡的なくらい有り難いことだったなぁ、と。 拾ってくださった社長に本当に感謝しております。。

せっかく地元の国立大を出て大手企業に入ったのに1年半で辞めてしまって まぁそりゃ年収だって百何十万かは下がるわけで 親や周りの同期にはすごく心配されたりもしたけど 意外と自分の決意は固かった。

そして2008年8月で新卒入社した会社を退職し、同年9月1日 新しい人生の第一歩を踏み出した。

なんとなく入社初日だし、と思って一応スーツ着ていったけど マンションの一フロアにある小さな開発会社でそんな格好していっても浮くだけだった、のを強烈に覚えているw それがスーツを着て出社した最後の日、だったかな。

2008.09 〜

25歳、未経験のプログラマとしてのスタート。

ちょうどiPhone SDKが出てアプリ開発やっていくぞ!という流れで 触ったことのなかったMacと真っ黒なObjective-Cの本を与えられ、ほぼゼロの状態から ひたすらそれを勉強した。 めっちゃ難しくて大変だった記憶があるけど、とにかく自分が挑戦してみたいと思っていた そういう仕事が出来て、楽しかった。

その後はGoogle App Engineを触ったり。 出たばかりの先進的な技術を触ることができて、本当に恵まれた環境だったと思う。

仕事の勉強もしつつ 趣味では自分の興味持ったものを勉強しつつ 外部の勉強会やエンジニアコミュニティにも積極的に参加したり。 おかげで社外にも同業の知り合いが少しずつ増え、世界が拡がっていった。

2009

趣味で主にPerlワンライナーとか記号プログラミングとか勉強したりを続けていた。 書いたプログラム、参加した勉強会、はてなダイアリーにたくさん記録を残しながら。

夏に少し形態素解析というものに触れて、動詞の前に「全裸で」ってつけるだけの下らないネタを書いたら結構ウケが良くて、それを使ってTwitter botを作ったらなんか1万フォロワーくらい付いて嬉しかった。 そのネタでLLイベントやYAPC::AsiaでLTさせてもらったりして、また知り合いが増えたりした。

せっかくPerlをよく使っているし そっち方面で面白いところに、と考えるようになり、縁あって鎌倉の面白い会社に転職することに。

結局2社目は1年3ヶ月だけの在籍で 勉強するだけさせてもらって利益を生み出すような貢献も何も出来なくて、不義理だらけで去ることになってしまったのは大変申し訳なく思っています…。

2010

住居も鎌倉に移し、(といっても社員同士でのルームシェアの家には寝るだけだったり 寝るのも会社で家にはシャワーを浴びに帰るだけになったりもしていたけど) 新たなスタート。

B2CのWebサービスのサーバサイド開発というものに本格的に取り組んだのも始めてで、これはこれで趣味の勉強の範囲では知らないことだらけだったのでとても苦労した。与えられた仕事も満足にこなせず 泣きそうになりながらGWを会社で過ごしたような記憶がある。

でも、自分たちの作ったサービスにユーザが居て 使ってくれているのが見える というのはとても新鮮だったし、強烈なインパクトがあった。

とにかく濃い時間を過ごし、色んなモノを作ったし 色んな経験をさせてもらった。 プログラマとしてのスキルはこの1年が一番大幅にアップしたんじゃないだろうか。

2011

Node.jsに興味を持って、アプリを書いてみたり。

震災があって少し心が不安定になったり 突然アイドルにハマり始めたりした。

ISUCONというコンテストが始まり、会社のメンバーと出場して優勝できた。

また色々とタイミングであったり思うところがあったりで、転職して都内の会社に移ることに。 この頃にはもう転職エージェントとかに頼る必要はなく 自分で調べて自分で行きたいところを決めることができるようになっていた。

2012

前職に続いてPerlでWebアプリケーション系の仕事。

大好きなアイドルの夏ツアーを追いかけて初年度の有給や貯金を使い果たしたりしていた。

そんな好きなアイドルを効率的に追いかけるためのツールを自作していたり、プログラマとしての知識がとても役に立っていた。プログラマになっていて良かった

2013

なんか気付いたら会社名が変わっていたり。関わる仕事も基本的に大規模なアクセスが当然のように来るサービスになっていて、すごい経験もさせてもらった。

前年は出題の手伝いをさせてもらったISUCONに 再び出場し、また優勝を経験させてもらった。

2014

変わらずアイドルを追いかけつつ Webアプリケーションの開発をやらせてもらっていた。 有り難いことに新規サービスの立ち上げに関わらせてもらうことが多く、比較的新しい技術に触れる機会も多かったように思う。

趣味ではGoやWebGLとか触ったりしていたようだ。

2015

ReactやPerl6をちょっと触ったり。数年ぶりにJavaを書くようになったりもした。

そしてTensorFlowに出会い、年末くらいから機械学習をやり始める。

2016

ひたすら趣味の機械学習に力を入れていたように思う。

その中でPythonの他にRailsやらJSやらGoやら色々やった。

2017

社内でちょっとした異動があり、また新しいプロダクトの開発に関わらせてもらっている。

気付くとそれなりの古株社員になってしまっていて、それなりに信頼も得て? 面白い開発の仕事を任せてもらっている、と思う。

どうにか、ちゃんと「コードを書いて生きていく」ことができている。

それなりに給料もいただいて、食っていくのに困ることのない生活はできていて、

社内にも社外にもたくさんエンジニアの知り合いが居て、周りには頼りになる仲間が居て。

9年前にスタートを切ったばかりの時の自分には信じられないくらいに、素敵な世界に生きていられている、んじゃないかな。

いつまでこの生き方ができるのか、どんどん優秀な若者が現れて自分は老害化していくし 身体は弱っていく一方だし 不安は尽きないけれど

自分が選んで決めた道。

精一杯やれるだけのことをやって プログラマ10年目も頑張っていこうと思います。