ももいろクローバーZにハマっている件について という記事を書いたのが2011年夏。 それによると、アイドルなんかにまったく興味が無かった僕が 同年5月26日に初めて「ももいろクローバーZ」という子たちを知り、未知の世界に足を踏み入れている。
ももクロを知って、「アイドル」と出会って4年が経った。
勧められてDVDとustreamでライブの映像を観て「面白い!」と思い、体感してみたくなり初現場へ。
すっかりハマり、自ら予定をチェックしチケットを取るようになり。
居なくなった子の卒業ライブのDVDを観て号泣。
誘ってくれた同僚が行けなくても一人で現場に行くようになり、都内だけでなく遠征にも。
Twitterで同じようなヲタクのヒトをフォローし始め、ライブ後のヲタク同士の飲み会に行ってみたりも。
現場に行くと会う「知り合いヲタ」が増えた。
より現場に行きやすい都内の会社に転職。
全国ツアーを追いかけ、マレーシア、フランスまで。
貯金が底をついた。
周りのヲタの影響もあり他のアイドルも見に行くようになった。
「地下現場」で受けるカルチャーショック。
色んな現場をみることで分かる文化の違いがまたとても面白く。
メジャーどころでは機会のなかった2ショットチェキ、比較的長く話せる接触、推しからの認知。
まったく分からなかったMIXやヲタ芸的なものも自然に覚えた。
ローカルアイドルにハマり再び遠征に行くようになり。
小規模現場ならではの濃さ、暖かさ。
推しだけでなくその親御さんからも覚えられて話すようになったり。
色んな対バンに通ううちに好きになるグループ、好きになるコも増え、1日に何現場も回したり。
推しのサイン入りのTシャツやタオルもずいぶん増えた。
同じCDを複数枚購入することにも抵抗は少なくなってしまった。
ライブで手拍子しすぎて掌が割れて血を噴いたり、ジャンプしすぎて膝を痛めたり。
推しグループからのメンバー卒業を、笑顔と涙で見送り。
目標のメジャーデビューに向けて頑張るコたちを精一杯応援し、達成を見届け。
一時期最も通っていた現場から他界し。
推しの卒業で気が抜けて現場モチベ下がったり。
別現場の新曲リリースで再びモチベ上がったり。
すごく気に入った曲のためにメンバーも全然分からない状態から現場に通い始めたり。
ライブ中にモッシュで勝手に転んで足を挫いて半年近く足首を痛め続けた。
卒業した推しが別のグループで復活して十数ヶ月ぶりに再会できたりした。
また春が訪れて再び別の推しの卒業に立ち会い。
別の楽しみ方を求め、趣向も少しずつ変化してきて。
最近はまた新しい現場で全国・海外ツアーを追いかけ始めていたりする。
20代のうちはこういう趣味もいいかな、と軽い気持ちで始めたアイドルヲタク、気がつくと32歳も半ばになっていた。
足を踏み入れる前は全然知らなくて想像もつかない世界だったけど、アイドル現場はアツくて濃くて、とても楽しい。
いい歳したオッサンも女ヲタも若いピンチケも、みんなそれぞれの形で推しに愛情を注ぎ続け、推しのために泣き叫んだり怒り狂ったり飛び跳ねたり。
喜びや感動の共有、別れの悲しみ、あと嫌悪も。こんなにたくさん感情が揺さぶられる日々を送ることができるとは、ね。
楽しくてなかなか辞められない。どうしたもんか。
アイドル現場の楽しさ、もっと色んな人に知ってもらいたいなぁと思うんだけど なかなか伝えるのが難しい。
とりあえず、今はもっと色んな現場の存在を知ってもらい、現場にヲタクが増えるといいな、と願いを込めて現場検索サイトを作り始めている。