すぎゃーん日記

つれづれに

「シン・ゴジラ」を観た

特に重大なネタバレは書いてないつもりだけど 未鑑賞で少しでも内容を知りたくない人は読まないでください





Twitterとかでかなり多くの高評価があって気になったので、先日ついに久々に映画館に足を運んで(昨年のベイマックス以来かな?)観てきた。


実際とても面白くてハラハラドキドキしながら楽しく最後まで観たし、良い作品だと思ったのだけど、個人的にはつらいシーンもあって その感覚が強く心に残っている。

巨大生物の上陸により破壊され一瞬で瓦礫となる家々、逃げ惑う人々。

避難所での生活。

ある程度意図してそういうシーンを作っていたのか知らないけど、とにかくそれが異様にリアリティある光景として3.11の出来事を思い出させるものになっていて。映画の中のフィクションの出来事だし、分かってるつもりなんだけど、それを見るのがつらかった…。

子どもの頃に怪獣映画・ゴジラ作品などを幾つか観ていたときはそんなの何とも思ってなかったはずなのだけど、なんだかんだで5年前のあの日から "災害によって為す術なく人が死ぬ" ということに過敏に反応するようになっているのかもしれない。

「3.11のあとにこういう映画を観るとこういう気持ちになるのか〜」と自分の変化(?)に気付いた。そういえばこういう映画って震災以降はじめて観る気がするし、そういうのが問題なく(不謹慎だ〜とか言われることなく)多くの人々に受け入れられるようになっているんだなー、と改めて思ったりした。

映画自体は面白かったしネタバレありの感想・考察記事とか読んで「なるほどー、こういうところも見所だったか」とか思ったりもするのだけど、とにかく個人的にはそのへんのシーンを観るのがつらいので もう一度観たいという気持ちにはならない。

もうちょっと時間が経ったらまた感じ方も変わるのかな。