3年前くらいから「すぎゃーん」という名前、"sugyan"というidを使い続けている。とても気に入っている。
それ以前は全然別のハンドルネームでmixi、はてな、Twitterなども使っていたけど、あるときから統一して"sugyan"を使うようにしている。
ふと、当時のことを思い出してみた。
2007〜2008年。
id:amachangの「IT戦士の作り方」というスライド(今もう見られない…?)や、人月計算とExcelとスーツの世界よりというエントリ、ウェブ時代をゆくという本、などに出会い、プログラマとして活躍しているヒトたちに憧れ、そういう世界に飛び込んでみたい、と強く思うようになった頃。
なんとなく憧れる人たちはだいたい"id"を持っていた。本名なんて知らないけどid/ハンドルネームだけは知っている、有名な人たち。
自分も何かユニークな名前をつけて、そういう風に覚えてもらえるように統一した名前をつけなきゃ、と思った記憶がある。
当時の会社の同僚から「すぎゃーん」と呼ばれていたので、初めてそれを自分のidにしようと決意した。"sugyan"と勝手に綴りを決めて、はてな、Twitterなどに登録した。ユニークなidかどうか、"sugyan"でググっても特に何も出てこなかったのを確認した記憶がある。
そういえば、初めてPerl言語プログラミングレッスン入門編で独学でPerlを始めた頃、自分は本で読んで学んだことをノートに書いていた。どうしてそうしていたのか覚えていないけど、たぶんそれまでは「勉強する=ノートなど紙媒体に書く」のが自分のスタイルだったのだと思う。ブログなどのインターネット媒体に載せることを考えていなかった。
でも、idを決めてはてなダイアリーを始めてからは、勉強して学んだことはすべて はてなダイアリー「すぎゃーんメモ」に書くようになった。
自分の、プログラマとしての歩みの記録でもあり、自分が少しずつでも前進していくことを実感できるように、とにかくちょっとしたことでも技術的なことをブログに、Twitterに、書くようにした。
飽きっぽい自分ながらもそれなりに技術メモは続いて、少しずつ読んでくれるヒトも増えるようになった。はじめて20以上ブクマ付いたときなんかは滅茶苦茶ドキドキした。
id/ハンドルネームをつけてネット上でアウトプットするというのは自分的にはこの「すぎゃーん(id:sugyan)」というキャラクターを育てているような感覚で、それまでの自分とはまた別に、一つの人格として、プログラマとしての自分を少しずつ成長させていくような、なんというか
うまく言葉にできないけれど、そんなイメージ。
逆に、この名前が決まっていなくてあやふやだったら多分いまのようにはなっていないかな、と。
なので、自分のid/ハンドルネームって結構重要な気がしている。
自分は"sugyan"という名前を自分で決めて、統一しておいて良かった、と思っている。
もし、数年前の自分みたいな名無しさんでこれからエンジニアになろうと考えているヒトが居たら、多くの人からidで呼ばれるような未来を想像してズバッとユニークな名前を自分につけてあげると良いんじゃないかな、と思いました。
(なんて偉そうなことを言っているんだろう… ><)